クイックルワイパーで床拭き掃除はしてても、キッチンのフローリングのツヤがなくなってきた。
でも市販のワックスによくある樹脂ワックスは石油系の合成物質でできてるから使いたくない。
化学物質過敏症の人は成分を吸うことで気持ち悪くなったりすることもあるし、
特に赤ちゃんやペットがいる家庭は気をつけたいですよね。
そこで前から気になっていた天然成分でできた床ワックスを購入してみました!
実際に使ってみてどうだったのか感想をレビューしたいと思います。
自然塗料の床ワックス「グラノス」
今回買ったのはドイツ・リボス社の水性床用ワックスクリーナー「GLANOS(グラノス)」
コーン油脂やカルナバからできたワックスクリーナー。
「シックハウス症候群」は家の中の有害物質が原因とされてますが
グラノスは有害な合成界面活性剤、有機溶剤を一切使用していない天然成分のワックスで安心です♪
グラノスを使った感想とレビュー
容量が大きい1Lタイプもあるけど、
とりあえず試してみたかったから家庭用サイズの250mlを購入。
グラノスは水で薄めて使うタイプで濃度によって「普段の水拭き用クリーナ」と「ワックス」兼用で使えます。
箱の中には原液と希釈用のボトルが入ってる
ポンプには希釈する目安の線があって
この目盛りに合わせて水を入れると計らなくていいから楽ちん。
キッチン周りの床は水が跳ねたりして特に艶が取れやすいのか拭き掃除しても曇っててなんか汚かった。一番違いがわかりやすいキッチン周りのフローリングのワックス掛けをとりあえずやってみることにした。
ワックスがけした手順と流れ
250ml全部は入れずにとりあえず少なめの量で試してみた。ワックスがけした流れはこんな感じ
- ラベル最初に掃除機をかける
- ラベル水に濡らした雑巾に30倍希釈したグラノスをつけて拭く
250mlは多いからとりあえず少なめで希釈した(30倍:水100ml:グラノス3mlぐらいで)
- ラベル3倍の濃度で乾いた布にグラノスをつけながら拭く
(特に乾燥がひどかったから濃度濃いめの3倍で試してみた)
- ラベル乾いたら、乾いた布で水拭きする
うちの床は少し乾燥が酷かったので3倍の濃度にしたけど基本は4倍です。
基本的な使い方は下の方に書きました。
違いがわかりやすいように半分だけワックスをかけてみたよ
左がクリーナーで汚れを落とした後に、3倍の濃度でワックスをかけてその後乾拭きした状態。
結構ツヤツヤしてない?
一部、剥がれすぎて微妙な箇所もあったけどね。口コミだとツヤなかったって人と自然な感じで割とツヤツヤになったって人と意見が分かれてたからどうかなぁって思ったけどいい感じ。
床のくすみも気になるけどこのドア開けた時にできてる傷がすごいな。普段あんまり気にしてなかったけど写真だと特に気になる。(この傷は私のせいじゃない大工さんのせいw)
フローリングは自分が想像してたよりはつやが出たから嬉しい〜♪
合成ワックスみたいにツヤッツヤにはなってないけどね。
でもこれくらいなら私的には満足いく結果でした。
残りの右側も頑張って拭きましたー( ✌︎’ω’)✌︎
曇ってたのがなくなって自然なツヤが出てます。
ちょっと半信半疑だったけど買ってよかった!
ワックス塗って、乾いた後に乾拭きしたら結構きれいになったから、レビューでツヤがなかったって言ってた人たちは乾拭きしたのかな?
ツヤを出すためには乾拭きが重要やで!
自然素材で、合成ワックスのような嫌な匂いも無くて
普段の拭き掃除感覚で手軽にできるのがいいね。
剥離剤とかも必要ないから合成ワックスよりも楽だし、何より体に悪くないのがいいですね。
一般的な樹脂ワックスは石油系の合成物質が主な成分で、化学物質でできているので
化学物質過敏症の人は気分が悪くなったり、アレルギーが出たり体調不良を起こす原因になったりします。
特にハイハイしている赤ちゃんやペットは床と距離が近いので天然成分のワックスがおすすめです。
1リットルタイプはこちら↓
グラノスワックスクリーナー1L
その他おすすめの天然床ワックス
グラノスを買う前はアウロのワックスシートを使っていて、これも自然素材の床ワックスで普段さっと掃除するときに便利です。
スプレータイプのもあってクイックルワイパーで拭く時に追加でスプレーしたり、テーブルとか家具を拭いたりするときに使ってます♪
ちなみにアウロのスプレータイプのでも拭いた後に乾拭きしたらもしかしたらつやが出るかも?
と思って乾拭きしたら少しだけ艶が出ました笑
アウロにも床ワックスの商品でグラノスと同じように自然成分由来で希釈するタイプの天然ワックスもあります。
薄めて使うタイプの方が自分で希釈する手間はありますがコスパはいいです。
グラノス基本的な使い方
使い方は至って簡単。
ワックス掛けの時は4倍に希釈、クリーナーとして使用するときは30倍に希釈して使う。
最初は4倍希釈のワックスがけをして、その後のメンテナンスは30倍希釈のクリーナー掃除でOK
ワックスがけの時
- 使用前に製品をよく振る
- 原液を用途に合わせて薄め、柔らかい布で拭き薄く伸ばしながら塗布する
- 1時間後に乾拭きをして仕上げる!
【ワックスとして使う:4倍希釈】
・水:約187ml
・グラノス:約62ml
【使い方】:
乾いたウェス(布)に希釈したグラノスを染みこませ、
汚れている所へ刷り込む様に拭き、全体に伸ばす。最後に乾拭きをする。
日頃のお手入れ:30倍
【クリーナーとして使う:30倍希釈】水:約242ml グラノス:約8ml
【使い方】:
水に濡らし固く絞った「雑巾」に、希釈したグラノスをとり、
雑巾がけの要領で拭くだけ
ワックスとして使うなら乾拭きが必要だよ
グラノスワックスの全成分
グラノス全成分:水、カリウム、シェラックワックス、カルナバワックス、セラジャポニカワックス、コーン胚油、カリウム石鹸、糖脂質酸濃縮剤、シトラス酸、エタノール、グリセリン
成分 | 内容 |
---|---|
シェラックス | インドやしの天然樹脂 |
カルナバ | カルナバという種類のヤシの実の油脂 |
セラジャポニカ | はぜの実 |
糖脂質酸濃縮剤 | 甜菜糖から採れる糖脂質 |
エタノール | ジャガイモのアルコール |
合成樹脂とは
合成樹脂の意味がよくわからなかったから少し調べてみた。
そもそも樹脂は天然の木から取れる樹液が固まったもの。松ヤニや漆(うるし)の事でこれが天然樹脂と呼ばれるもの。
で、その性質と似せて化学物質で作ったのが合成樹脂。
天然の樹脂を参考にして作ったから合成樹脂って呼ばれているけど樹脂ではない。
合成樹脂とは・・
簡単に言うと石油などを原料として化学的に合成して作られたもの。
天然の樹脂は高価だからその代わりなる代用品として作られた人造樹脂が合成樹脂。
参考:goo辞書
プラスチックはその一部。合成樹脂には色んな種類があって、色々細かい分類があるけど
身近なものだとポリエチレンやポリプロピレンなど。レジ袋とか梱包用のOPP袋の素材だね。
プラスチックは英語で「自由に形を作れる」って意味らしい