私はアレルギー品目の中でピーナッツは大丈夫だけどカシューナッツのアレルギー値が高いです。
アレルギーの検査は一応しましたが項目の中にない他のナッツ系のものは食べていいのかどうかよくわからなかったので食べられるものとないものでは何が違うのか共通するところがあるのか調べてみました。
ナッツの種類一覧
栄養価の高い食品として知られるナッツ。その種類はたくさんあります。
まずは代表的なものとその他関連で販売されるものをまとめてみました。
代表的なナッツの種類一覧
- ヘーゼルナッツ
- マカダミアナッツ
- アーモンド
- クルミ
- ピーカンナッツ(ペカンナッツ)
- ココナッツ
- カシューナッツ
- ブラジルナッツ
- ピスタチオ
その他
松の実・かぼちゃの種・スイカの種・シイ・栗・銀杏・ゴマなどもナッツ類です。
■ナッツの関連でナッツと一緒によく売られているもの
ジャイアントコーン・そら豆・ピーナッツ(落花生)タイガーナッツ
エンドウ豆・大豆・クコの実・レーズン・フライビーンズ・ドライフルーツなど。
わかりやすく画像入りで一覧表にしてみました。
※ナッツとしてよく食べるので含めましたがピーナッツとタイガーナッツは正確にはナッツ類ではありません。
ナッツ類のアレルギーについて
ナッツのアレルギーは人によって様々で、アーモンドは大丈夫けどカシューはダメなど色々あります。
私の場合はカシューナッツとピスタチオはアレルギー値が高いですがアーモンドやクルミはOKです。
なので1つでもダメなら全てのナッツがダメなわけじゃないので自分がなんのナッツに対してアレルギーがあるのかを調べる必要があります。
ただアレルゲンの検査は値段や項目などが病院などによって違ったりするので全部を検査することが難しい場合もあります。
ナッツはお菓子だけじゃなく、ドレッシングや他の加工品などにも使われていることもあります。
最近は健康にいい食品として食べる消費量が増えていることもあって、アレルギー症状が出る人は増加傾向にあります。
なんでも食べ過ぎには注意が必要ですね。
お菓子や加工食品を購入するときには、原材料も一緒に確認するといいでしょう。
アレルゲン28品目の中で表示義務があるものと、その他表示推奨のものがありますが、商品によって原材料に表記されていない場合もあるので注意。
アレルギー表示の対象28品目
厚生労働省はアレルギー症状を引き起こす食品をできる限り加工品などの商品に表示するように勧めていて、その中でアレルギー症状の発症者が高く、表示が義務付けられているものが7大アレルゲンの7品目。
その他、可能な限り表示が勧められているものが21品目あります。
表示義務のある食品7品目「特定原材料」
表示が推奨されている21品目「特定原材料に準ずる」もの
イラスト:ねむぺこ
アレルギーの交差抗原性
アレルゲンには「交差抗原性」があるものがあります。
例えば「鶏卵とうずらの卵」「海老とかに」「小麦と大麦」など。
ナッツの場合も同様で、交差抗原性の関係にあるナッツが存在します。
カシューナッツとピスタチオがそれにあたります。
カシューナッツがダメな人はピスタチオもダメな可能性が高いという事になります。
参考:食物アレルギーの基礎知識
ナッツの分類と共通抗原 一覧
ナッツには色々な種類がありますがその中でもマメ科やバラ科など細かく分かれています。
細かく科で分類するとこんな感じに分類されます。
私が検査したナッツの中でアレルギー値の高いカシューナッツとピスタチオは両方とも「ウルシ科」に分類されてます。
ナッツの中でもアレルギーがあるナッツと同じ分類(科や属)だとアレルギー抗原が共通しているので
どちらかがアレルギーの場合はもう1つもアレルギーの場合が多いことがわかります。
あくまでも可能性が高いだけで絶対ではありません。
アレルギー検査では項目になかったペカンナッツはクルミ科です。
クルミは検査の結果大丈夫だったのでペカンナッツは大丈夫なんじゃないかなーと思ってます。
ペカンナッツ普段あんま食べないけど 笑
ただマメ科で落花生は大丈夫だったのに大豆はダメなので同じ科でも違う場合もあるのでなんとも言えませんね。一番確実なのは検査項目の多いところで調べるのがいいと思います。
表の右側にまとめた同じ科の食べ物もアレルギー反応が出る可能性が高い場合があるので気をつけてみるといいと思います。
アーモンドのアレルギーがある人はバラ科の食べ物にも注意が必要です。
アーモンドはバラ科でリンゴや杏と同じ仲間っていうのは意外
果肉じゃなくて種を食べるからナッツに分類されてるんだって!
大豆アレルギーの中でもいいものとダメなもの
大豆アレルギーでは、豆腐や豆乳・きなこなどの大豆を含む食品はもちろんですが
お菓子や化粧品の乳化剤としても使われていたりします。
大豆を含む食品の中で食べられるものには、発酵食品である納豆や調味料の醤油などがあります。
これらは発酵の際にタンパク質の大部分が分解されるため食べられる場合が多いと言われています。
発酵されてるからといって絶対ではないけど食べられるならうれしいね
関連記事:
大豆アレルギーで食べられるもの・ダメな食品とその他の豆について
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調味料には大豆の使われていない醤油なんかもあります。
そら豆じゃなくて枝豆は一見、大豆に見えないけど成熟前の大豆だからアレルギー強めなら控えたほうが無難かも
ピーナッツはナッツ類ではない
ピーナッツ(落花生)は名前にナッツと入ってますがナッツ類ではなく
「ラッカセイ属のマメ科の植物」で、木の実ではなく分類的には「豆類」です。
殻がついているのが落花生で実がピーナッツ。
pea(豆)+nut(木の実)=木の実のような豆 という意味
落花生(ピーナツ)は野菜と一緒で地中で育ちます。
こんな感じ。
ちなみに、タイガーナッツは食用ガヤツリという植物の塊茎で「野菜の仲間」です。
※塊茎(カイケイ)とは・・地下茎のー部が肥大化したもの。
土の中にある茎が大きくなって塊になったもの。ジャガイモとか里芋など。
花粉症と関連する食べ物
シラカンバ花粉症の人がリンゴアレルギーを引き起こす(花粉果実症候群)、ラテックス(ゴム)アレルギーの人がキウイなどにアレルギーを起こす(ラテックスフルーツ症候群)ことが知られています。理由はそれぞれに含まれている同じ成分があり、それがアレルギーの原因になるためです。
食物アレルギーについて http://haraiin.jp/setumei/allergy/
交差抗原性を調べている時に花粉症の交差抗原性のものがあったのでそれもついでにのせておきます。
わかりやすく一覧表にイラスト入りでまとめてみました。
花粉症のある人は自分に当てはまる花粉と関連する食べものをチェックしてみてください。
花粉症がひどい季節は関連する食べものを避けた方が症状が良くなるかもしれないので気をつけてみてください。